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会議録画や動画に字幕をつけるとき、文字起こしから焼き込みまでを外部送信なしで済ませる方法

編集: BrowserTools.jp 2026-09-22

社内会議の録画や研修動画に字幕をつけたい、あるいは録音から議事録の下書きを作りたい。そう考えて「文字起こし 無料」と検索すると、候補の多くはファイルをサーバーへアップロードして処理するタイプのサービスです。社外秘の議題を含む会議録画を、仕組みのよく分からないサービスに送ることにためらいを感じる方も多いはずです(アップロード型ツールの仕組みそのものについては、動画や音声の圧縮・変換ツールの注意点をまとめた記事でも触れています)。

この記事では、音声の取り出しから字幕の焼き込みまでを、ファイルを外部に送らずブラウザの中だけで進める手順を整理します。

会議録画や動画から、議事録ルートと字幕ルートに分かれる作業の流れ

最初に決めること:必要なのは「読むためのテキスト」か「動画に重ねる字幕」か

作業を始める前に、ゴールをどちらか決めておくと遠回りをせずに済みます。

  • 議事録やメモの下書きがほしい:発言内容がテキストとして読めれば十分です。
  • 動画に字幕を表示したい:テキストに加えて、「いつからいつまで表示するか」という時刻情報が必要になります。

字幕の時刻情報は、多くの場合SRT形式(字幕番号・表示開始/終了時刻・字幕文を順に並べた、字幕用の標準的なテキスト形式)で扱います。YouTubeなど多くの動画サービスや編集ソフトがこの形式を読み込めます。

議事録ルート:音声だけを取り出して、必要な部分を文字起こしする

1時間の会議録画でも、議事録に必要なのは後半の議論だけ、ということはよくあります。この場合は、まず動画を軽くしてから文字起こしにかけるのが効率的です。

  1. 動画ファイルから音声トラックだけを取り出すツールで、mp4・mov等の録画をmp3・wav・m4aに変換します。映像の再エンコードを行わないため比較的短時間で終わり、複数ファイルもまとめて処理できます。
  2. 冒頭の雑談や休憩時間を省きたい場合は、波形を見ながら範囲を選んで切り出せるトリミングツールで必要な区間だけを残します。選択範囲だけを試し再生できるので、切り損ねを防げます(出力はwav形式です)。
  3. 仕上げに、Whisper AIモデルを使った音声文字起こし補助ツールでテキスト化します。

文字起こしは初回だけAIモデルの読み込みに時間がかかりますが、通信が発生するのはこのモデルファイルのダウンロードのみで、音声そのものは送信されません。ただし精度は万全ではないため、固有名詞や数字など重要な箇所は必ず元の音声と照合してください。言語の自動判定がうまくいかない場合は、日本語・英語を直接指定すると改善することがあります。

字幕ルート:SRTを作り、中身を直してから焼き込む

字幕を作る場合、最も気をつけたいのが時刻のずれです。

議事録ルートのように音声をトリミングしてから字幕データを作ると、字幕の時刻は「切り出した音声の先頭」を0秒として計算されます。これを元の動画に重ねると、切り取った分だけ字幕が早く表示されてしまいます。字幕を載せる予定の動画があるなら、その動画ファイル自体から字幕データを作るのが確実です。

  1. 動画・音声からタイムスタンプ付きのSRTを自動生成するツールに、字幕を載せたい動画をそのままアップロードします。動画の場合は音声部分だけが自動的に認識対象になります。
  2. 生成された字幕を画面上で確認します。字幕1枠の区切りはAIが発話のまとまりとして認識した単位のままなので、長い発言は1枠に収まりきらないことがあります。読みにくい箇所は、この段階でテキストを直接直しておきましょう。
  3. 最後に、SRT字幕を動画に焼き込むツールで、動画とSRTを合成して1本の動画にします。

焼き込みツールでもSRTの内容を画面上で編集できますが、焼き込んだ後の字幕は修正も非表示もできません。誤字や表示タイミングは、必ず焼き込み前に直しておいてください。なお、音声ファイルを入力した場合は、黒背景(1280×720)に字幕だけを表示した動画が作られます。音声のみのポッドキャストや録音を、字幕つき動画として共有したいときに便利です。

💡 コラム:字幕は「焼き込む」だけが方法ではない

YouTubeのように字幕ファイルの登録に対応したサービスであれば、SRTファイルを動画とは別にアップロードする方法もあります。この場合、視聴者が字幕の表示・非表示を切り替えられ、公開後の修正も容易です。一方、社内のファイル共有やSNSなど、字幕ファイルを別に扱えない場所で見せたいときは、焼き込みが確実です。公開先に合わせて使い分けてください。

公開前に確認したいこと

字幕つきの動画を社外に公開する場合、次の点も確認しておくと安心です。

  • 他の人が権利を持つ動画・音声に字幕をつけて公開する場合は、権利者の許諾が必要になることがあります。
  • 会議の録音・録画を文字起こしに使う場合は、参加者に録音していることを事前に伝えておくのが一般的なマナーです。
  • 字幕の内容に、公開すべきでない個人名や数値が含まれていないか、焼き込み前のSRTの段階で見直しましょう。

まとめ

  • 議事録目的なら「音声を取り出す→必要な区間だけ残す→文字起こし」
  • 字幕目的なら「字幕を載せる動画そのものからSRTを作る→中身を直す→焼き込む」

という2つのルートを使い分けるのがポイントです。ここで紹介したツールは、いずれもファイルをサーバーへ送信せずブラウザ内で処理が完結するため、社外秘の会議録画でも安心して扱えます。


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